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浜の臭いに立ち向かう!漁師専用洗剤の誕生ストーリー

執筆者の写真: company hibicompany hibi


今回は、漁師専用洗剤の開発ストーリーをお話しします。



漁師さんたちの洗濯の悩み 漁師さん達の日常は、美しい海とともに浜の臭いも一体となっています。 漁師さんたちの衣類は、汚れはもちろん、その浜の臭いが船や道具に染みついてしまうことが困りごととなっていました。 ”汚れはすぐ着くので完璧に落ちなくても良いけど、臭いがひどいと気持ち悪くなるので落としたい。”


臭いを落とす方法をいろいろ試してみたけれど 漁師の奥さんは、この臭いを落とすためにいろいろな洗剤や洗濯方法を駆使して挑戦したそうですが、全く歯が立ちませんでした。 結局、臭いが取れなくて、臭いがひどくなったら捨ててしまうということが日常になっていました。 ”臭いが取れれば捨てなくてよいのに。”


臭いを取る洗剤のアイデア 今回の漁師専用洗剤は浜の臭いをしっかり取るというのが主な役割です。 一般的に臭いを取るにはいくつかの方法がありますが、大きく分けて3つあります。 ①臭いの元となるものを除去する。  ・洗い流す  ・臭いを分解する  ・中和する ②臭い成分を別の臭いと組み合わせて臭わないようにする  ・マスキング(強い香りで悪臭を感じなくする)  ・ペアリング(悪臭を香りの一部分として取り込んで、いい香りに変える) ③雑菌の発生を抑える  ・除菌  ・雑菌のえさとなる汚れを取る


実地調査とテスト ホタテ養殖機器販売の有限会社 山下機械店の協力の元、ホタテ漁師さんや奥さんに洗濯物を持って集まっていただきました。 私は小型2層式洗濯機と洗剤原料を現地に持っていき、最適な配合を見つけ出す作業に取り組みました。 落ちないだろうという視線の中、配合を調整することで臭いをしっかりとる配合が出来上がりました。 さらに汚れも取るように微調整をして納得のいく洗剤が出来上がりました。


洗剤の配合テスト

浜の汚れが付いたタオルと洗濯後のタオル


コスパとの戦いと家庭での実験 現地でのテストは、コスト無視でまずは要望に応える洗剤ができるかということに主眼を置いています。 実際に要望に満足する洗剤は出来上がったものの、価格の高い洗剤となってしまいます。 ここから不必要な成分をそぎ落とし、必要最低限の成分で要望に応える洗剤を作っていきます。 さらにもう一つの壁が家庭で性能を発揮できるということ。 私が洗濯して落とせてもホタテ漁師さんのお家で落ちなければ意味がありません。 サンプルを2つ準備して15家族にテストしていただきました。 ”家庭でも問題なく落ちます。”という結果とコストを考えて漁師専用洗剤が出来上がりました。


配合調整したサンプル2種類

地域への貢献と未来への展望 完成した漁師専用洗剤は、漁師さん達の労働をサポートする重要なアイテムとなりました。 浜の臭いを取り除きつつ、環境にも配慮した洗剤の開発は、地域への貢献となりました。 私たちはこの経験から、地域と共に新たなプロジェクトに取り組み、良い変化をもたらしていくことを目指しています。


まとめ 漁師さんの困りごとに挑戦し、漁師専用洗剤を開発する過程は、私たちにとって学びと感動の連続でした。地域と協力して創り上げた洗剤が、漁師さん達の日常をより快適にする手助けとなっていることを知ると、これ以上ない達成感を感じました。未来には、さらなる地域貢献のチャンスが待っています!


ご協力いただいた山下機械店の皆さんとホタテ漁師の奥さん


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